2月9日(日)の真和志地区春季低学年大会の準決勝において、隠し玉が発生しました
- 走者三塁
- 三塁手が隠し玉
- 投手はプレート後方に立つ
- 三塁審 " アウト " のコール&ジャッジ
攻撃側から「投手はマウンドにいた」というアピールが出され、審判団の協議に入りました
皆さんなら、どう判断しますか?
公認野球規則の6.02投手の反則行為(a)ボーク(9)には「投手がボールを持たないで、投手板に立つか、これをまたいで立つか、あるいは投手板を離れていて投球するまねをした場合」ボークとなるとあります
また、競技者必携の規則適用上の解釈(36)かくし球についてには「走者がいるとき、ボールを持たない投手が、投手板のすぐそばでサインを見るような動作をした場合は、ボールを持たないで投手板についたとみなし、かくし球は無効でボークとなる」とあります
今回のケースは「投手がボールを持たない」「投手板に立っていない」「投手板をまたいでいない」「投球するまねをしていない」「サインを見るような動作をしていない」という状況から、ボークではないという判断に至りました
かなりレアケースなこともあり、試合のクルーは当然のことながら、試合を見ていた審判員にとっても勉強になったプレイになったかと思います
このケースだと、隠し玉に気付いた三塁審が、併せて投手の位置・仕草を確認する必要がありますが、他の審判員も気を抜くことなくボールから目を離さぬよう…投手の位置・仕草を確認するよう気を付ける必要があります
隠し玉のやりすぎ、時間の掛け過ぎは「遅延行為」とみなされることもありますので、状況を見ながらではありますが、隠し玉をしている野手に対して、投手にボールを返すよう促すこともまた必要になりますよ
