3月23日(土)の那覇ブロック春季高学年大会の2回戦において、「投手の軸足つま先が投手板からはみ出てる」という事例が発生しました

左投手の軸足つま先が投手板から出ている
その試合では、攻撃側チームの監督からアピールがあったものの「審判団が確認できていない」という理由で、流されています
上図の状態は、”オン・ザ・ラバーの状態” として OK です(投手板に軸足が触れているので…)
この状態から「セットポジション」を取ることもできるし、「投手板を外す」ことも「牽制」もできます
*2023年の県伝達講習会時に県審判部(部長・副部長)に確認済み
しかし、投球となると、投手板から離れた位置にあるつま先でステップするかたちになるため…
公認野球規則 本規則における用語の定義 38反則投球 1 にある「投手が、投手板に触れないで投げた打者への投球」を適用して、"反則投球" (走者がいる場合は "ボーク")の処置を取ります
しかし、”反則投球” や ”ボーク” として取り扱うよりも、下図のように「軸足のつま先が赤点線の間に収まる」よう事前に指導して、反則が起らないようにすることがベストだと思います
前述の2025年3月24日の説明(打ち消し線部分)に対して、2025年の県伝達講習会時に「解釈変更(正確には解釈取り消し)」が周知されました
「投手板から離れた位置にあるつま先でステップするかたちになるため ”反則投球” になる」という解釈でジャッジしていましたが、本来、セットポジションの状態で軸足が投手板に触れていれば、投手板から離れた位置にあるつま先でステップするかたちになっても ”ボークではない” ということで、今までの解釈が取り消されました
*大見謝恒一郎談:昔はOKだったものが、禁止になって、今回元に戻ったんだよ…
極端な話、下図のような軸足の置き方でも OK です

