捕手が本塁付近で投球を捕球

3月29日(土)の那覇ブロック春季低学年大会において、「一塁走者の盗塁を阻むため、捕手が本塁付近まで出て投球を捕球して、二塁へ送球」という事例が発生しました

打者は振る気が無かったため大事には至りませんでした

また、”捕手が本塁付近まで…”と言いつつも、横から見ていたわけでもないので、私としてもあいまいな状態で指摘しているのですが…

公認野球規則6.01妨害・オブストラクション・本塁での衝突プレイ gスクイズプレイまたは本塁の妨害 注1 に「捕手がボールを持たないで本塁の上またはその前方に出るか、あるいは打者または打者のバットに触れた場合は、すべて捕手のインターフェアとなる。
特に、捕手がボールを持たないで本塁の上またはその前方に出た場合には、打者がバッタースボックス内にいたかどうか、あるいは打とうとしたかどうかには関係なく、捕手のインターフェアとなる」とあります

競技者必携 規則適用上の解釈 7捕手がボールを持たないで本塁上に出た場合 に「本塁上とは、本塁の基点を横に引いた線より前のことで、本塁付近だけとする。なお、上体をこの線より前に出した場合は、足が出なくても打撃妨害が宣告される」とある

つまり、本塁の基点(ポイント)より前に上体が出たらダメ…ってこと。記述を見る限り、”ミットが出てる” というのをどう判断するかは賛否ありそう…少なくとも危険なプレイだから、プレイ後の ”注意” は必要になる

ちなみに、このプレイが起ったときの処置は…

  • ”タイム” を宣告
  • 投手に対して ”ボーク” を宣告 → すべての走者に1個の塁を与える
  • 捕手に対して ”インターフェア” を宣告 → 打者に一塁を与える
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